お口の中に、春の花咲く生キャラメル。 当店では、桜をモチーフにしたお菓子をシリーズ化してお作りしております。 フランス菓子に和のテイストを・・・と考えて作ったモンブランヴェール(2003年)を発表した翌年、 モンブランヴェールの逆に「和菓子を洋菓子風に」という挑戦のもと、桜餡(あん)とお餅をロールケーキ仕立てにした桜餅テイスト「さくら」を作ったのがシリーズの始まりでした。 そして現在に至るまで、「さくら」は今も多くのお客様に親しまれ、大変ご愛顧を頂いております。 他のお菓子にはなく、”さくら”にあったもの。 それは「思い出」です。 春という季節は入学・就職など新たな出会いの季節でもあり、 そして同時に別れの季節でもあります。 思い出すのは、大好きだった幼稚園の先生が卒園式で泣いて下さったこと。 短い人生の中で初めての大切な人との別れ。 幼稚園生活の先に何があるのか分からなくて、心細くなった幼心を、 せつないほど美しい桜並木が優しく癒してくれました。 そして散っていく桜の花びらは、 「別れの思い出を大切に、そして前に進みなさい。」 と優しく諭すかのように私の頭上を舞っていました。 日本人なら誰でも、五・七・五のリズムを自然なものと感じるように、 春夏秋冬、私たちの体のすみずみまで刻みこまれた四季のリズム。 その雄大なリズムは桜の花とともに始まり、そして終わる。 人々に待ち望まれ、華やぎをふるまい、見る人に惜春の情を育みつつ散りゆく花。 生を受けたばかりの者には未来を、老い行く者には諦観の余韻を感じさせる花。 それは新たな季節の訪れをはるか未来の人々にまで約束する日本の国花。 小倉百人一首で知られる歌人・藤原興風(ふじわらのおきかぜ)はこう詠んでいます。 「いたずらに 過ごす 月日はおおかれど 花見てくらす 春ぞすくなき」 この歌に詠まれたように、普段は無為に過ぎていく月日なのに、 春の短かさを知ると人は心動かずにはいられないようです。 今生に生を受けて間もない幼児でさえ、桜の花を見ると何かを感じてしまう。 誰に教えてもらうわけでもなく、 ただ日本人であるだけで・・・。 幼い日に見た桜吹雪のトンネルの情景は、桜のゼリー・桜マシュマロ・桜フィナンシェ・桜バウムクーヘン・桜のシフォン・桜クッキーにいたるまでと、新たなお菓子作りへ自分を掻き立てる、 生涯大切に出来るテーマに発展いたしました。 お菓子に作り手の心の温度が伝わっているとするならば・・・暖(あたた)かさと適度な湿度感、そんな柔らかで優しい春の風を運ぶお菓子を作りたいと願っています。 そして2009年、「前に進みなさい」とかつて語りかけてきた桜をテーマに、また一つ新しいお菓子をお作りしました。 桜色の香りとともに、あなた自身でさえ忘れていたセピアの思い出の引き出しが開くことを願ってやみません。 さくらの生キャラメル、ぜひ一度ご賞味下さい! 山本一勢 拝 ■生キャラメル(さくら) 8個入 \700(税込) 数量 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 生キャラメルプレーンタイプもご用意いたしました。 手作りの味。優しい思い出とともに。 ■生キャラメル(プレーン) 8個入 \700(税込) 数量 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ※パティシエズトークVol.21 「世界はキャラメルブーム」(2005年)も合わせてご覧下さい。 ■買物カゴの中身を確認
お口の中に、春の花咲く生キャラメル。 当店では、桜をモチーフにしたお菓子をシリーズ化してお作りしております。 フランス菓子に和のテイストを・・・と考えて作ったモンブランヴェール(2003年)を発表した翌年、 モンブランヴェールの逆に「和菓子を洋菓子風に」という挑戦のもと、桜餡(あん)とお餅をロールケーキ仕立てにした桜餅テイスト「さくら」を作ったのがシリーズの始まりでした。 そして現在に至るまで、「さくら」は今も多くのお客様に親しまれ、大変ご愛顧を頂いております。 他のお菓子にはなく、”さくら”にあったもの。 それは「思い出」です。 春という季節は入学・就職など新たな出会いの季節でもあり、 そして同時に別れの季節でもあります。 思い出すのは、大好きだった幼稚園の先生が卒園式で泣いて下さったこと。 短い人生の中で初めての大切な人との別れ。 幼稚園生活の先に何があるのか分からなくて、心細くなった幼心を、 せつないほど美しい桜並木が優しく癒してくれました。 そして散っていく桜の花びらは、 「別れの思い出を大切に、そして前に進みなさい。」 と優しく諭すかのように私の頭上を舞っていました。 日本人なら誰でも、五・七・五のリズムを自然なものと感じるように、 春夏秋冬、私たちの体のすみずみまで刻みこまれた四季のリズム。 その雄大なリズムは桜の花とともに始まり、そして終わる。 人々に待ち望まれ、華やぎをふるまい、見る人に惜春の情を育みつつ散りゆく花。 生を受けたばかりの者には未来を、老い行く者には諦観の余韻を感じさせる花。 それは新たな季節の訪れをはるか未来の人々にまで約束する日本の国花。 小倉百人一首で知られる歌人・藤原興風(ふじわらのおきかぜ)はこう詠んでいます。 「いたずらに 過ごす 月日はおおかれど 花見てくらす 春ぞすくなき」 この歌に詠まれたように、普段は無為に過ぎていく月日なのに、 春の短かさを知ると人は心動かずにはいられないようです。 今生に生を受けて間もない幼児でさえ、桜の花を見ると何かを感じてしまう。 誰に教えてもらうわけでもなく、 ただ日本人であるだけで・・・。 幼い日に見た桜吹雪のトンネルの情景は、桜のゼリー・桜マシュマロ・桜フィナンシェ・桜バウムクーヘン・桜のシフォン・桜クッキーにいたるまでと、新たなお菓子作りへ自分を掻き立てる、 生涯大切に出来るテーマに発展いたしました。 お菓子に作り手の心の温度が伝わっているとするならば・・・暖(あたた)かさと適度な湿度感、そんな柔らかで優しい春の風を運ぶお菓子を作りたいと願っています。 そして2009年、「前に進みなさい」とかつて語りかけてきた桜をテーマに、また一つ新しいお菓子をお作りしました。 桜色の香りとともに、あなた自身でさえ忘れていたセピアの思い出の引き出しが開くことを願ってやみません。 さくらの生キャラメル、ぜひ一度ご賞味下さい! 山本一勢 拝
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